2フィンガーピッキングの基本 その②ピッキング編

エレキベース奏法の基本である2フィンガーピッキングについて解説します。その②ではピッキングの基本を解説します。

その①(基本フォーム編)はこちら

実際に弦を弾いてみましょう。まずは一番手前の4弦から。親指の付け根に向かっていくように動かします。この時指は第一、第二関節は軽く曲がった状態で第三関節を動かします。

次に3弦を弾きましょう。弾き終わった後に4弦に指を当てて止まるように弾きます(アポヤンド奏法)。弦に当てずに空中に投げ出すような弾き方(アル・アイレ奏法)はベースではコード弾き等特殊な場合にしかしません。アポヤンド奏法をしっかり身に付けましょう。

そして、2弦を弾くときは右手の親指は4弦の上に、1弦を弾くときの3弦の上に移動させます。

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その理由は、親指をピックアップの上に乗せっぱなしだと1弦が遠すぎるからです。なるべく3、4弦を弾くフォームを崩さず、同じ感覚で弾けるようにするためです。なおかつ、弾かない弦をミュート(消音)する為でもあります。親指を弦に乗せる事で不要なノイズが発生するのを防ぐことができます。

以上の点に気を付けて、経験者の方も今一度自分のフォームを見直してみてください。音量が安定しない、すぐ疲れる、指が速く動かない等の問題の解決の糸口になるかもしれません。