テレビについて思うこと

僕(父、47歳)には二人の息子(7歳、4歳)がいますが、テレビのチャンネル権は当然子供にあります。リアタイでやってる番組を観ることはまずなく、録画した番組か、You Tubeを観ます。

ハードディスクレコーダーに録画予約しておけば過不足なく、放送時間が変更になってもちゃんと録画してくれるし、CMもスキップできます。

You Tubeは自分に合ったコンテンツを好きな時間に好きなだけ視聴できます(プレミアム登録しないと広告は入るけど)。

自分が子供の頃に比べるとまあ便利な世の中どころか夢のような世の中になったもんだと隔世の感があります。

僕は1976年(昭和51年)生まれです。子供の頃はビデオデッキもなく、観たい番組は当たり前にリアタイ視聴以外選択肢なしです。8時に「8時だョ!全員集合」を観るためにテレビの前にスタンバイです。

また、観たい番組がない時は、観たくもない番組を観る時間もたくさん過ごしました。ニュースやワイドショーや昼ドラ等、およそ子供が観たいとは思わない番組。特に日曜日のお昼すぎは、競馬、ゴルフばっかでうんざりでした。

でも、今になってその頃に「必ずしも自分が求めていない情報、知識」を吸収したことは悪いことではない、むしろ良かったんじゃないか?と思えてきました。

観たい番組がないのでしゃーなしに観ていた番組から、当時の事件、世相、大人の世界を覗き見ていた事は人格や価値観の形成に少なからず影響があったはずです。興味ないけどゴルフのルール覚えたり、芸能人の結婚や離婚のニュースに触れて何か感じたりするのも経験のうちです。息子たちが自分の好きなアニメやゲーム実況動画を視聴しているのを見て、そんな事を思いました。

昔ほどテレビや新聞が絶対的なメディアでなくなってきているのは今に始まったことではないので、折に触れていろんな知識、情報を息子たちに伝えてあげようと改めて思いました。